第13話「祖父とのわだかまりを超えて」

こんにちは!
お金に愛される方法を伝授する専門家、葦花 エレンです。

エレンの講座で人生が大きく変わった3名の受講生様の体験談をご紹介するこのシリーズ。

第10話から第14話までは3人目、専業主婦からママ起業に挑戦した30代のMIWAさんのストーリーです。

今回は、MIWAさんが幼い頃からわだかまりを抱えていた「おじいちゃんとの関係」に向き合ったエピソードをお伝えします

家族みんなに厳しいおじいちゃんさえいなければ…

本講座の学びを進めるなかで、MIWAさんは大きな宿題と向き合うことになりました。それは、ずっと避け続けてきた「おじいちゃん」との関係です。

MIWAさんにとって、おじいちゃんは幼い頃から怖い存在。母を叱りつけたり、父と衝突している姿を何度も見てきたからです。MIWAさん自身も進学や結婚を反対され、「私を応援してくれない人」という強いレッテルを貼っていました。

「おじいちゃんさえいなければ、家族は平和なのに…」

そんな思いを抱いていたからこそ、おじいちゃんの存在を直視するのはつらかったのです。

しかし、エレンの講座では「両親や祖父母との関係の見直し」という課題が出されます。お金に愛されるためには、ここを避けて通ることはできません。

MIWAさんはおじいちゃんに対するネガティブな感情と向き合っていく中で、少しずつ自分の心を探っていきました。そしてあるとき、ふと気づきが訪れます。

――おじいちゃんは本当に「意地悪」だったのだろうか?

たしかに言葉は厳しかった。態度も横柄だった。でも、それは不器用だっただけで、本当は「家を守るため」だったのかもしれない。家族を大切に思うからこそ、強い言葉になっていただけなのかもしれない。

おじいちゃんを大切にできるようになれた

思い返せば、私の結婚式では誰よりも喜んでくれていた。子どもや孫たちを支えるために、人知れずお金や時間を使ってくれたこともあった。

「そうか。あれはおじいちゃんなりの“愛の形”だったんだ」

その瞬間、MIWAさんの中で長年の憎しみがスッと緩み、はじめて感謝の気持ちが溢れてきたのです。そこで、勇気を出しておじいちゃんに会いに行き、心から謝罪と感謝を伝えました。

「お母さんをいじめているように見えて怖かった。でも本当は、家族のためだったんだね。今まで冷たくしてごめんなさい」

涙を流しながら正直な気持ちをおじいちゃんに伝えたことで、長年のわだかまりが一気にほどけていったのです。

その後は、週に一度は「おじいちゃんとおばあちゃんを車に乗せて、整体院に連れていく」という習慣をスタート。たまに帰りにお寿司を買って、一緒に公園へピクニックに行くことも。

心のこもった交流を取り戻すことで、家族の時間に温かさが戻ってきたのです。

「人を憎み続けることは、自分の心を縛ること。許しと感謝を選んだとき、本当の豊かさがやってくる」

おじいちゃんとの関係を見直したことで、MIWAさんの心はこれまでにないほど軽やかに、そして豊かになりました。

エレン
エレン

次回の第14話は、MIWAさんが本講座で学び始め、やりたいことをやれる喜びを実感したエピソードをお話しします。どうぞお楽しみに!

※バックナンバーはこちらから
<1人目:静子さんのストーリー>
第1話「ずっと抱えてきたお金の不安」
第2話「心を揺さぶった出会い」
第3話「心を変えた“魔法の一言”」
第4話「夫婦で下した人生最大の決断」
第5話「お金を学ぶなら、若いうちに!」
<2人目:Miekoさんのストーリー>
第6話「ロンドンで住宅ローンに苦しむ日々」
第7話「起業前のエレンのセミナーが転機に」
第8話「両親の愛に気付いた瞬間」
第9話「大きな奇跡が2つも実現!」
<3人目:MIWAさんのストーリー>
第10話「自由を求めてもがいていた日々」
第11話「涙が止まらなかった個別セッション」
第12話「やりたいことをやれる喜び」