こんにちは!
お金に愛される方法を伝授する専門家、葦花 エレンです。
エレンの講座で人生が大きく変わった3名の受講生様の体験談をご紹介するこのシリーズ。
2人目にご紹介するのは、イギリス・ロンドン在住の50代のMiekoさん。
シンガーソングライターとしてライブ活動をしながら、将来は歌手として世界に羽ばたく夢を描いています。
住宅ローンの返済が、生活に重くのしかかり…
シンガーソングライターとしてライブハウスの舞台に立ちながら、日本語講師としても働く――はたから見れば、とても充実しているように見えていたMiekoさん。けれども、心の奥にはいつも「お金の不安」が重くのしかかっていました。
数年前、自宅を投資目的も兼ねて購入したのがすべての始まりでした。5000万円で買った家。将来値上がりしたら売却して利益を得よう――そんな希望を胸に抱いていました。
しかし、住宅ローンを変動金利で組んだばかりに、不運にも返済をスタートした直後から金利が上昇。最初は月10万円の返済だったのに、わずか1年でその額は2倍に跳ね上がってしまったのです。
収入より出費の方が多く、口座の残高はどんどん減っていく…。イギリスの銀行口座にあったわずかな貯金を切り崩してはなんとかしのぐ毎日。
「こうなったら、自宅を売却して返済するしかない」
そう思って自宅を売りに出しましたが、なかなか買いたいという人が現れません。
「このまま売れずに貯金が尽きたらどうしよう…」
――そう考えると夜眠れなくなることもしばしば。心はいつも不安と焦りでいっぱいでした。
やりたいことは全部ガマン。とにかく節約節約の日々
さらにその不安は日常生活にまで影響を及ぼしました。当時は「お金が減る恐怖」から抜け出せず、とにかく節約しなければという思いにとらわれ、必要最低限のものにしかお金を使わなくなったのです。
なかでも一番つらかったのは、Miekoさんにとって最も大切な歌のレッスンを諦めざるを得なかったことです。もちろん遊びや外食も我慢。買い物は徹底的に節約。スーパーで一円でも安いものを探し、場合によっては隣町まで買い出しに行くこともありました。
実は日本の口座には貯金がありました。けれど日本の口座からイギリスの口座への送金がうまくできず、「お金はあるのに使えない」という奇妙な欠乏感を抱えていました。
Miekoさんの意識は「お金がない」に向き、欠乏感に苦しみ疲弊していきます。
「このままでは心が壊れてしまう…」
――そんな時期に、Miekoさんは思いがけない出会いをすることになります。

次回の第7話は、Miekoさんがエレンに出会い、なぜ「この人から学ぼう」と決めたのかをお伝えします。どうぞお楽しみに!
※バックナンバーはこちらから
<1人目:静子さんのストーリー>
第1話「ずっと抱えてきたお金の不安」
第2話「心を揺さぶった出会い」
第3話「心を変えた“魔法の一言”」
第4話「夫婦で下した人生最大の決断」
第5話「お金を学ぶなら、若いうちに!」