こんにちは!
お金に愛される方法を伝授する専門家、葦花 エレンです。
今日から、エレンの講座で人生が大きく変わった3名の受講生様の体験談をご紹介します。
お金のブロックを外す過程で、どんな変化が起こるのか――。
受講生様たちのリアルなストーリーは、きっとあなたにとっても大きな気づきになるはずです。どうぞご自身の人生に重ねながら読んでみてくださいね。
親との関係性が、お金の不安の原因に…
最初にご紹介するのは、60代の静子さん。
学童支援員として働きながら、ヘナサロンを経営している女性です。実は静子さん、若い頃からずっと「お金の不安」を抱えていました。
いくら働いて稼いでも、常に「この先、お金が足りなくなったらどうしよう」「これでやっていけるのだろうか」という心配がつきまとい、心から安心することはなかったそうです。
その原因は、子どもの頃から続いてきた“親との関係性”が深く関わっていたのです。
まず、母親との関係です。実家は自営業で、家に職人さんが10人くらい寝泊りしていたことから、母親は常に事務仕事か、台所で食事の支度という忙しさ。母親にかまってもらえない静子さんは、毎日のように習い事で時間を潰していました。
じつは静子さんが習い事をたくさんしていたのは、「私が親としてかまってあげられない分、せめて習い事をたくさんさせてあげよう」という、母親の深い愛情からでした。
しかし、幼かった静子さんは「私は家では邪魔者なんだ。だから習い事をさせられているんだ」と感じてしまったのです。静子さんの「親から愛されていない」という思い込みは、「お金の入り」にも大きな影響を与えていきます。
さらに、父親は市議会議員で地元の有力者。父親の力を借りれば好きなところに簡単に就職できて、人生は安泰だったはず。しかし、静子さんは「親に頼ってラクな道を進むなんてカッコ悪い」と、あえてその手を拒み、自力での就職活動という”いばらの道”を選びました。
こうして静子さんは、「誰にも頼らずに生きていきたい」という気持ちに縛られすぎて、人に甘えることができなくなってしまったのです。
「自分ひとりでなんとかしなければ」
この思い込みは、常に心に緊張感を生み、「お金の不安」をいっそう強めていきました。
「祖父からもらったお小遣い」の体験が決定打に…
さらに、小学生の頃のこんな体験も影響していました。
学校からの帰り道、祖父から「みんなにはナイショだよ」と言われて500円のお小遣いをもらった静子さんは祖父の言いつけを守り、誰にも言わずに黙っていました。
しかしその日の夜、祖父から母親に「静子にお小遣いをやったのに、御礼のひとつもない」とお叱りの連絡が。そのため静子さんは母親から「どうして黙っていたの!」と叱られてしまったのです。
幼心に深い傷を負った静子さん。それ以来「人からお金を受け取ってはいけないんだ」と思い込むようになりました。
以上のように、幼少期に体験した両親や祖父との関係性によって、長い間「お金の不安」が静子さんの心に影を落とし、結婚後もずっと「お金の心配」が頭から離れなかったのです。

次回の第2話は、そんな静子さんがどうやってエレンの講座に出会ったのか?をお話しします。